地域の除雪問題
新潟県の除雪ボランティア「スコップ」の受入が中止となり、UX新潟テレビ21より、地域の除雪に関する取材を受けました。
3日間ほど、雪が降らない(降ってもパラつく程度)日が続き、屋根の雪堀りや家屋周りの除雪をされている光景が、入広瀬地区だけでなく市内でも多く見られましたが、自分たちで対処できない場合は、業者にお願いすることになります。
除雪ボランティア「スコップ」は、そういう自分たちで対処できなくて困っているところへ駆けつけてくれる、ありがたい存在です。
このボランティアは、除雪活動だけでなく、地域の方とボランティア参加者との交流も目的としても開催されています。
魚沼市内では、風小僧が受入担当をしている大栃山地区と福島県境の大白川地区(今シーズンは開催無し)で開催。
高齢化率が年々上がっている地域だけに、都市部との交流はとても大事にしてきましたが、参加者は、関東・関西方面の都市部からが多く、コロナで2シーズン中止となりました。
「スコップ」に登録している方々は、除雪だけでなく他のボランティアや災害ボランティアにも多く参加されています。
今回、お申し込みいただいた方からは、
自分たちが災害に遭ったときに、遠方から多くの人がボランティアに駆けつけてきてくれた。だから、自分も困っている人を助けに駆けつけたい。
と、お話しくださり、飛行機のチケットをとるタイミングを計っておられました。
「スコップ」は、地域との交流だけでなく、ボランティア間の交流も盛んで、リピーターが初参加の方をサポートしてくださる場面も多く、それぞれがとても楽しく活動されています。
また、自分たちのお子さんにもボランティアを体験させたいと、親子で参加される方もいます。
今回、UX新潟テレビ21の放送をご覧くださった方からも、早速、「お手伝いできることは無いか」とご連絡をいただきました。
コロナの状況もあり、今すぐ活動をすることは難しいですが、何らかの形で除雪ボランティアを開催したいと思っています。
雪国、豪雪地の家屋周りの除雪問題は、高齢化だけではありません。
屋根の融雪装置は、灯油の高騰により費用がかかって使うことができない。
井戸水で消雪していたが、井戸の水位が下がって水がでない・・・など、いろいろな話を聞きます。
近代化になっても、やはり、最後は人力に頼らざるを得ない現状があります。
【注意】道路は、地域の除雪隊が、早朝~夕方まで作業してくれるため、何の問題もありません。
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